以前タンザニアやガーナに住んでいた時は、訪問客や休暇帰国前のお土産探しに工芸品村によく行ったものだった。ここヌアクショットにもモーリタニアみやげを製作・販売している民芸品村がある。
旧空港の脇にある大きな交差点、カルフール・マドリッドから少し南下したところにクラフト・ビレッジ(La foire artisanale )はある。外からはほとんど分からないが、大きな建物の裏に回ると、ハイマ(モーリタニア式テント)の中では女性が布を売っていたり、ラクダの背中に乗るためのカーペットなどが並んでいる。建物の中に入ると、ヤギ革・ラクダ革製品やそれら動物の毛織物、天然の石を使ったネックレスなどが展示してある。
我々はかねてからモーリタニア式のミント・ティーを楽しむために買おうと思っていた、お茶サーバーセットを購入した。銀の楕円形トレーに同じく銀のティー・ポット、これにガラスのショットグラス大のティーカップがお決まりのセットだ。きれいにペイントされたものがあったので、好みの柄を選んだ。
建物の外では、いくつかの小屋で職人さんたちがアクセサリーや小箱の装飾を黙々と作っている。その前の軒下で作品が並べられ販売されている。もちろん値札はついていないので先方の言い値を元に交渉して買い取り金額が決まる。
職人さんのアトリエ小屋(「写真お断り」と言われたので遠目から)
アトリエの外では展示販売
今回購入したのはこのブレスレット(バングル)のみ。細かいところも割ときちんとできていて、金銀入っているので他のアクセサリーとも合わせやすい。
こういった黒檀彫刻も製作されている。作業も結構細かく、デザインも面白い。
木の下でのんびりとした感じで営業中。
彼らは外国人観光客がもっぱらの商売相手なので、こうした装飾品は値段があってないようなもの。他方、こちらの日常砂漠生活に使われるラクダ革のクッションなどはおそらく外国人には倍以上(もしくは何倍も)の価格で売っているようである。